パセリ特有の強い苦みがなく上品な香りが特徴のイタリアンパセリ。
見た目の華やかさはもちろん、日々の食生活で不足しがちなビタミンやミネラルをちぎって添えるだけで手軽にチャージできます。飾るだけでなく「美味しく食べる」ためのハーブです。

イタリアンサラダ

色とりどりの瑞々しい野菜にイタリアンパセリをふんわりと贅沢にブレンド。オリーブオイルとビネガーのシンプルなドレッシングが、パセリの持つ上品でマイルドな香りを引き立てます。パセリ特有の爽やかな歯ごたえが心地よいアクセントとなり、いつもの食卓をパッと華やかに仕立ててくれる、主役級のヘルシーサラダです。

ブーケガルニ

数種類のハーブを束ねてスープに忍ばせる、フランス料理の知恵。イタリアンパセリを軸に、煮込み料理に深いコクと豊かな風味をもたらします。コトコトと火にかけるほどにパセリの上品な香りがお肉や野菜の旨味と溶け合い、いつものスープやシチューが驚くほど奥深い、本格派の味わいへと生まれ変わります。

マリネ

みずみずしい魚介や季節の野菜を、イタリアンパセリとともに爽やかな調味液へ。酸味の効いたマリネ液にパセリがそっと寄り添うことで、素材の生臭さを抑え、すっきりとした清涼感をプラスします。一晩じっくり寝かせることで香りがじんわりと染み込み、ひとくちごとに洗練された風味が広がる、特別感のある前菜です。

ボンゴレビアンコ

アサリの濃厚な出汁とニンニクの香りがたまらない、王道のオイルパスタ。仕上げにイタリアンパセリを細かく刻んでたっぷりと散らせば、熱々のオイルにパセリの爽やかな香りが一気に解き放たれます。美しい緑がパスタ全体に彩りを添え、コクがありながらも後味は驚くほど軽やかな、大人のパスタが完成します。

オムレツ

ふんわりと焼き上げた黄金色の卵に、イタリアンパセリが美しいコントラストを描きます。パセリを卵液に混ぜ込んでしっとりと焼き上げることで、バターの濃厚なコクの中に上品なハーブの薫りがふわりと鼻を抜けます。朝一番のテーブルをパッと明るく元気に仕立ててくれる、ヘルシーで少し贅沢な朝食の主役です。

フムス

ひよこ豆のまろやかなペーストに、イタリアンパセリを贅沢に添えて。濃厚でクリーミーなフムスの味わいに、パセリのマイルドな香りとほのかな苦味が絶妙なエッセンスを加えます。仕上げにオリーブオイルを回しかけ、クラッカーやパンにたっぷりと乗せていただけば、エキゾチックで洗練された豊かなおうちアペロ(ちょい飲み)の始まりです。

バジルやパクチーに比べても病気や害虫に強く、圧倒的に育てやすいイタリアンパセリ。少しの日陰でもすくすくと元気に育ってくれる、初心者の方に一番優しいハーブです。おうちで長く、みずみずしい葉を次々と収穫するための簡単なお手入れのコツをお届けします。

「半日陰」でもOK!強い直射日光は避ける

お日様は好きですが、バジルほど強い日差しは必要ありません。むしろ、夏のカンカン照りの直射日光に当たると、葉が日焼けして硬くなってしまいます。
午前中だけ日が当たる場所や明るい日陰(半日陰)の方が、葉が柔らかくみずみずしい、美味しいイタリアンパセリに育ちます。

乾燥は大敵!保水性のある土で育てる

イタリアンパセリは乾燥が苦手です。土がカラカラに乾くと、せっかくの柔らかい葉が黄色く変色してしまいます。「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり」と水をあげてください。特に夏場は水切れを起こしやすいので注意が必要です。

「外側の葉」から1枚ずつ、中央の芽は残す

草丈が20cmほどになったら収穫をスタートできます。パクチーと同様に、「外側にある大きく育った古い葉」から順に、株元(根元)の近くをハサミでカットして収穫します。中央にある新しい小さな芽を傷つけないように残しておけば、そこから新しい葉が次々と湧き出てきます。

葉を15〜20枚残して、株のパワーをキープ

「たくさん収穫できるから」といって、一度にすべての葉を丸坊主にしてはいけません。葉がなくなると光合成ができず、株自体が弱って枯れてしまいます。常に株全体に15〜20枚以上の葉が残るようにバランスを見ながら、少しずつ「かきとり収穫」をしていきましょう。

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知っておくと得するワンポイント

イタリアンパセリは「二年草」といって、2年目の春になると、中央から太い茎が伸びてセリ科特有の白い花を咲かせます(とう立ち)。花が咲くと寿命を迎えて枯れてしまうため、花芽(つぼみ)を見つけたらすぐに根元から切り落とすことで、葉の収穫期間を少しだけ引き延ばすことができます。